ネットでPR編

これはもう「価値ある情報」をしっかり掲載する以外にありません。そもそも価値があることが基本ですが、当然ながら伝え方にも工夫が必要です。
その昔はキーワードなどが検索の鍵でしたが、今は中身が重要です。大切なのは「課題」と「対策」がセットになっていること。加えて、検索上位の「範囲」設定も欠かせません。これは一般的ではないので、別に説明します。
　

まず、御社が愛知県近郊での仕事をしているなら、全国区での検索順位は必要ありません。もはや漠然とした一般用語で、地方の中小企業が検索上位になることは現実的ではありません。それより重要なのは、実務に役立つレベルでのヒット率です。それには、エリアや専門性のレベルなどが関係してきます。
要は条件を絞った上での検索性です。数は多くはありませんが、このレベルで探す相手はかなり真剣です。つまり仕事になりやすいし、話も通じやすいのです。無意味な問い合わせが山ほど来るより、意味のある問い合わせが必要なだけ来る方が、絶対にいいと思いませんか？　今はそういう時代なのです。
　

ヒット率を上げる上で、ネット広告はとても有効です。ただし、使い方を間違えると、大いに無駄になります。ポイントは「ターゲティング広告」という言葉にあります。ターゲット……つまり対象を絞った広告ということです。これをちゃんと絞って、マッチした広告をすると、ネット広告特有の効果が生まれます。
そこで必要なのは計画です。段取り八分という言葉がありますが、事前に必要な要件を整理して望むことで、効果が上がりやすくなります。
しかも、ターゲットとのズレを補正することで、成功率を上げることが可能です。ちゃんと計画を立てられるなら、中小企業にこそマッチした方法といえます。
　

ネット広告には、戦略・計画が不可欠です。ホームページもネット広告も、いわば最新のテクノロジーを活用した手法です。高度な技術を使うには、それなりの知識と経験が必要です。
ネット広告は、いわば営業行為です。実際に営業をするのと同じ気持ちで、しっかり取り組む必要がありますが、身につければ確かな強みになるでしょう。
そのベースにあるのは「戦略経営」といわれる事業構築の流れです。事業企画や事業計画、その中核となる理念や行動指針の整備など。ちょっと面倒かもしれませんが、すでにそれなりの枠組みは世の中に存在します。ホームページの活用をきっかけに、本格的な経営戦略の構築に取り組んでみてはいかがでしょう。
　

これは職種や事業スタイルによります。ただ、自社サイトが更新できないからと、その代わりにSNSを使うのは考え物です。
それなりに時間を取られるので、他にやるべきことがないか考えてみましょう。むろん個人の楽しみとしてやるのは結構です。仕事でやるなら、費用対効果を考えて、計画的に取り組みましょう。
　

皆さんは「いざ検索」を含めて、ご自身のホームページをどれくらいPRしてますか？　名刺に二次元コードは入ってますか？　ちょっとしたチラシくらい作って配っていますか？
実はこうしたリアルな取り組みが、とても大切です。せっかくの価値を伝える情報です。ネットに置いておくだけではもったいないです。手間とお金をかけて充実させる「情報資産」ですから、ぜひ活用してください！