価値を伝えずに、説明ばかりしている

すごく知恵を絞って、今までにない商品やサービスを作ったとします。すると、ほとんどの皆さんが、その商品やサービスの説明をしたがります。しかし、そもそも今までにないのなら、検索には引っかかりません。誰も知らないのに、検索キーワードを入れることができるでしょうか？

ここで大事なことは相手が「困っていること」をページへ入れることです。そうすると、検索キーワードとして困っている人が使ってくれます。でも、それだけでは足りません。
……と書くと、すぐに商品やサービスの説明をはじめる人がいますが、まだ早いです！　次に大事なのは、相手にとって「こういう価値がある」と伝えることです。早くできるとか、安く済むとか、よりよくなるとか……です。でもそれだって、単に早くて安くて旨い……だけで説明できないこともありますよね。

例えば生産性が上がるようなケース。これは前後のコストも含めての相談が欠かせません。この場合のコストは、材料費もあれば人件費や時間などもあるでしょう。そういうメリットが、結果としてどうなるかを伝えてください。

その結果、相手は「どうしてそんなことができるんだろう？」「ホントかな？」と疑問を持ちます。お待たせしました。ここからであれば、お得意の説明を存分になさってください。
でも、やり過ぎにはご注意くださいね。企業秘密を漏らしたり、守秘義務契約を破ったら大変です。能ある鷹は爪を隠すといいます。相手の不安が消えたなら、制約に向けての取り組みに進みましょう。